5/09/2013

Qemu 1.5.0-rc1 がリリース

Qemu 1.5.0-rc1 がリリースがリリースされました。

主な強化内容:
  • VFIO がVGAのパススルーをサポートしました。
    次のビデオチップのように動作します。Nvidia 8400gs, 73001e, NVS290; ATI/AMD Radeon HD5450 and HD7850
  • USB 3.0が試験的にサポートされました。
  • VMwareのPVデバイスのエミュレーションが強化されました。
    • VMware PVSCSI
    • VMware paravirtualized network card
  • MS Hyper-Vのディスクイメージ(VHDX)を、読み取り専用でサポートされました。
  • Windows上でのqemuの動作が速くなりました。
  • Live Migrationのスピードが130%向上しました。
詳細はQEMUプロジェクトをご覧ください。

5/08/2013

GLANTANKのwheezy向けfan制御ドライバのコンパイル

GLANTANKのfan制御ドライバがwheezyにコンパイルされたものがないので、自分で作成することにしました。

ソースを探すのが大変だと思うので、ここに置いておきます。
[作成からインストールまで]
root@glantank:~# apt-get install make gcc linux-headers-3.2.0-4-iop32x root@glantank:~# tar xvfz fandrv.tar.gz root@glantank:~# cd fandrv root@glantank:~# vi Makefile # KERNEL_SRC = /usr/src/linux-headers-3.2.0-4-iop32x TARGET:= fandrv.ko all: ${TARGET} ${TARGET}: fandrv.c make -C $(KERNEL_SRC) M=`pwd` modules clean: make -C $(KERNEL_SRC) M=`pwd` clean obj-m:= fandrv.o clean-files:= *.o *.ko *.mod.[co] *~ *.bak root@glantank:~# mkdir /lib/modules/3.2.0-4-iop32x/kernel/drivers/fan root@glantank:~# cp ~/fandrv/fandrv.ko /lib/modules/3.2.0-4-iop32x/kernel/drivers/fan root@glantank:~# insmod /lib/modules/3.2.0-4-iop32x/kernel/drivers/fan/fandrv.ko root@glantank:~# modprobe -a root@glantank:~# vi /etc/modules # /etc/modules: kernel modules to load at boot time. # # This file contains the names of kernel modules that should be loaded # at boot time, one per line. Lines beginning with "#" are ignored. # Parameters can be specified after the module name. loop fandrv
[ファンの状態表示]
statusが"01"ならファンが動作、"00"ならファンが停止。
root@glantank:~# cat /proc/fandrv status: 01
[ファンの制御]
"/proc/fandrv"に0を書き込むとファンを停止、"1"を書き込むとファンが起動します。
root@glantank:~# echo 0 > /proc/fandrv root@glantank:~# echo 1 > /proc/fandrv

5/07/2013

GLANTANKをwheezyにアップグレード

squeezeからwheezyへのアップグレードは、aptのsource.listを書き換えるだけでOKでした。
root@glantank:~# cat /etc/apt/sources.list # deb http://ftp.riken.jp/Linux/debian/debian/ wheezy main deb http://ftp.riken.jp/Linux/debian/debian/ wheezy main deb-src http://ftp.riken.jp/Linux/debian/debian/ wheezy main deb http://security.debian.org/ wheezy/updates main deb-src http://security.debian.org/ wheezy/updates main # squeeze-updates, previously known as 'volatile' deb http://ftp.riken.jp/Linux/debian/debian/ wheezy-updates main deb-src http://ftp.riken.jp/Linux/debian/debian/ wheezy-updates main
簡単でした。

5/06/2013

Debian 7.0.0リリース

Debian 7.0.0 (wheezy)が5/4にリリースされました。 http://www.debian.org/News/2013/20130504

5/02/2013

GLANTANKにsqueezeをインストール

Debianのsqueezeをいれてみた。
GLANTANKで使用するディスクをPCに接続する。
100MBぐらいのパーティションを作成し、fatかext2かext3でフォーマットする。
パーティションをマウントする。
Debianの配布サイトからファイルをダウンロードする。
initrd.gz
preseed.cfg
zImage

http://ftp.riken.jp/Linux/debian/debian/dists/stable/main/installer-armel/current/images/iop32x/network-console/glantank/
ダウンロードしたファイルをパーティションにコピーする。
initrd.gzを initrdに変更する。
zImageとinitrdに実行権を与えます。
chmod 755 zImage initrd

DHCPが無い環境では"preseed.cfg"を環境に合わせて変更する。
d-i netcfg/get_ipaddress string 192.168.1.77
d-i netcfg/get_netmask string 255.255.255.0
d-i netcfg/get_gateway string 192.168.1.1
d-i netcfg/get_nameservers string 192.168.1.1


GLANTANKにディスクを接続し、電源を入れる。
5分ほどしてから、sshでGLANTANKにログインする。ユーザー名installerパスワードinstall。
インストーラの指示に従って作業を進める。なるべく、デフォルトの設定を使うことが失敗しないコツ。パッケージも最小のインストールにとどめて後から追加するようにした方がよい。

4/29/2013

GLANTANKを復活させてみた。

GLANTANKが荷物棚の隅に転がっていたので、せっかくだからネットワーク系のサーバに使おうと引っ張り出してみた。
内蔵のディスクはとってあったのだか、あえて再セットアップにチャレンジ。

Kingstoneの64GBのSATA IIのSSDが楽天のセールで安かったので購入。

これをSATA ⇒IDE変換コネクターで接続する。
さて、GLANGANKのセットアップは物理PCからのブートを使わずに、kvmで仮想マシンを作り、ディスクをまるまるマップしてインストール。便利な世の中になったものだ。^_^

インストールが終わったら、GLANGANKとSSDをSATA ⇒IDE変換コネクターで接続。

電源を入れて5分ぐらいでセットアップ完了。

さて、困った。WEB UIのIP アドレスはわからないし、いろいろなパスワードもわからない。
メーカーのioデータのWebサイトにはすでにマニュアルがなく、、、ネットを探しまわってようやっと見つけた。下の一覧のとおり。

初期 IP アドレス192.168.0.201
管理インタフェース管理者アカウントパスワード
web UIadminパスワードなし
telnetadminpassword
OSroottmaster
Web UIからtelnetサーバを有効して、リモートからログイン。

ここまで、今回はおしまい。

[参考文献]
GLAN TANK


4/17/2013

Gparted 0.15.0にバグ

3月にリリースされたgparted0.15.0にバグが見つかり、データ破壊の恐れがあるとのこと。安定版は0.14.1にもどされました。

4/16/2013

Buffalo AirStationのネットワークサービス

バッファローの無線LANルーター AirStationには、Wake On LAN (WOL)を使って、ネットワーク上のPCを起動する機能がありますが、マニュアルにはほとんど説明がありません。
私なりの理解で、AirStationの「ユーティリティー機能」を解説します。
ログインした直後のホームページに「ネットワークサービスの一覧」のボタンがあるので、これを押してリモートアクセス情報」のページに移動します。
「モートアクセス情報」のページには、LAN上にあるマシンの一覧が表示されます。
リストされているものは次の通り。
・第一カラム
 パソコン名(機器), MACアドレス
・第二カラム
 IPアドレス,
リモートデスクトップのマーク リモート・デスクトップ
・第三カラム
 ネットサービスのアイコン
WOLWOL CIFS Windowsファイル共有
FTP WWW

AirStationがサービスを判別する方法。
  • WOLWake On LAN
    同一LAN上IPを検索し、Arp テーブルからIPアドレスと
  • WWW WWWサービス
     次のポート番号でhttpがサービスされていること 80番, 8000番, 8080番
  • FTP ftpサービス
     ポート番号20番でftpがサービスされていること
  • CIFS パソコン名の解決、windowsファイル共有
    ポート番号137番でwindows名前解決サービスが動作していること。
  • リモート・デスクトップ リモート・デスクトップ
     ポート番号3389でrdpがサービスされていること
名前解決には、NetBIOSが使用されています。NetBIOSをサポートしていないパソコン(機器)は「名称不明」と記載されます。DNSでは解決してくれませんので、Linuxではssambaを入れることで登録できるようになります。まぁ、家庭用のなので仕方ないですね。
ネットサービスリストには、その機器WOLをサポートしていなくとも必ずWOLのボタンが付加されます。
ポート番号3896番を必ずスキャンしていますが、なんのサービスを探しているかは現在のところ不明。

4/04/2013

libirt 1.0.4がリリース

2013/04/01にlibirt 1.0.4がリリースされました。
気になる強化ポイントは、iscsiのパススルーがサポートされたこと。
あと、S390ポートとLXCで強化があるようです。

3/22/2013

bashにsh互換モード?

GLANTANKと格闘の日々がつづいている。
sshでGLANTANKにloginするのだが、どうも起動ファイルが読まれない。bashなので"~/.bash_profile"か読み込まれるはずなのに、スルーされている。
試行錯誤していると、"~/.profile"なら読まれることが判明。環境変数SHELLを確認したら"/bin/sh"。試しに、ログインシェルを"/bin/bash"に変更すると、"~/.bash_profile"が読み込まれた。
もちろん、"/bin/sh"は"/bin/bash"へシンボリックリンクが貼られているし、ターミナルでの操作もbashのまま。
思わぬところで、bashにshの互換モードがあるのを発見。他にどんなものがあるかは不明。

3/17/2013

QEMU 1.4.0リリース

QEMU 1.4.0がリリースされました。

一番は、VNCがWebsocketをサポートしたのが興味深いですね。
他には、USBや storage migrationなどいろいろな機能が高速化されたのが目に留まります。

http://wiki.qemu.org/Main_Page

3/15/2013

libirt 1.0.3がリリース

libirt 1.0.3が、5/13 にリリースされていました。

 ポイント
 ・Virtual BOXのディスクイメージが、標準サポートされた。
 ・ドキュメントがずいぶんと充実しました。

 コンパイルしてみよ。

Oracle VM 3.2.2リリース

Oracle VM 3.2.2がリリースされました。
バグフィックスが主のようです。

3/13/2013

GLANTANKの設定で、忘れないように

GLANTANKの再セットアップのときに忘れないためのメモ。

[suの実行許可]
"/etc/pam.d/su" に
auth required pam_wheel.so group=adm
と書いてあるので、suをできる人を"adm"グループに追加する必要がある。
"/etc/group"を編集。
adm:x:4:admin,root, foo

[fanコントロール・ドライバ]]
元ページがなくなってしまったので、ここにおいてあります。
mkdir /lib/modules/2.6.10-iop1/2.6.10-iop1/kernel/drivers/fan


3/12/2013

GLANTANKのDebianのバージョンを3.0→4.0にいまさらあげる。

Debian 4.0がリタイアしてしまったため、昔書いた方法から"etc/apt/sources.list"を、書き直さなければならなくなりました。
  1. "/etc/apt/sources.list"の編集
    古いDebianは"http://ftp.riken.jp/Linux/debian/debian-archive/debian"においてあるので、"/etc/apt/sources.list"をそれに合せて変更します。
    #deb http://ftp.debian.org/debian sarge main
    #deb-src http://ftp.debian.org/debian sarge main
    #deb http://security.debian.org/ sarge/updates main
    #deb-src http://security.debian.org/ sarge/updates main
    deb http://ftp.riken.jp/Linux/debian/debian-archive/debian etch main
    deb-src http://ftp.riken.jp/Linux/debian/debian-archive/debian etch main
  2. パッケージの更新
    アップグレード中に、いろいろな質問があるので、システムにあわせて答えてください。
    GLANTANK:~# apt-get update
    GLANTANK:~# apt-get dist-upgrade -y
  3. 再起動
    最後、再起動します。
    GLANTANK:~# shutdown -r now
    Debian 5.0や6.0へあげるのは、気が向いたらします。

CentOS6.4 リリース。Hyper-V 用のドライバー提供。

Oracle Linux 6.4に続き、CentOS 6.4がリリース。Hyper-V 用のPVドライバーがサポートされました。
http://wiki.centos.org/Manuals/ReleaseNotes/CentOS6.4

1/22/2013

Oracle VM 3.2.1リリース

気がつけばOracle VM for x86 3.2.1が1/20にリリースされていた。
ポイントは次のとおり。
  • Oracle VM ManagerのリポジトリDBがMySQLになった。
  • Oracle XEが同梱されなくなった。
  • Oracle VM ManagerがOVM for SPARCを管理できるようになった。
  • Dom0のカーネルがUEK2.0になった。
  • CLIが提供されるようになった 
 http://docs.oracle.com/cd/E35328_01/index.html