12/13/2006

NAS BOX をLinuxぽくつかう 導入編

今回は、先日の話したNAS BOX(DSM-G600)をLinuxっぽく使う方法に触れたいと思います。
shellを使えないと、Linuxぽくありません。で、最初に、リモートから接続できるようにします。
ドキュメントが、そろっているtelnetdを、立ち上げることにしました。
実は、このNAS、OSディスクにインストールするわけではないんです。
最初のセットアップで、ディスクに対して行われることは、
スワップの作成と、データを入れる先をext3でフォーマットするだけでした。
OSはメモリ保存されていました。/etc/init.d/に書いたりなんて、できません。
んで、カスタマイズはでするのかというと、
fun_plugという機能(back doorと書いてあるところも)があります。
これは、fun_plugというファイルファイル名で、シェルスクリプトを書いていくだけです。
# fun_plugがrc.localだと思えばよいですね。
それを内蔵ディスクのルートにアップロードします。
あっ、当然、fun_plugをアップロードした後はchmod 777 fun_plugはお忘れなく。

#!/bin/sh
echo Hello World > /mnt/HD_a2/hello.txt


これで再起動すると、fun_plugが実行され、内蔵ディスクにhello.txtができます。
この要領で、サービスのプログラムを追記していきます。

個々のサービスについては、またの機会に。

12/12/2006

NAS BOX


この週末に、NAS Boxを買いました。D-link DMS-G600という製品で、日本では売っていません。
特徴は、無線LAN,Giga bit Eatherに対応しておるところ。
もうひとつは、このNASのOSがLinuxで、いろいろと、カスタマイズが出来ること。
#ようは、おもちゃとして、楽しめそうということ。

箱をあけ、マニュアルを見ながら、セットアップ。
セットアップは、最初のマシンを見つけるところ以外は、基本的にはNASのWEB UIを使う。
セットアップの途中、無線LANの設定で、"Access Point"という選択肢があり、私はつなぎ先だろうと思い、"Access Point"にチェックして、先に進む。
出来上がって、LANからの接続はあっさり成功。
LANケーブルを抜いて、無線LAN接続を試みるが、全くNASが見つからない。
ステータスを確認すると、無線LANのLEDがついていない。
もう一度、WEBのUIで設定を確認すると、無線LANと有線LANのIPアドレスが同じ。
「へー」と思いながら、
実は、"Access Point"は、無線LANの"Access Point"になる機能をONにすること。クライアントになるだけだろうと思っていましたが、これはびっくり。
とはいえ、すでに、"Access Point"は、持っているし、54Mbpsでは遅いので、この機能はお蔵入り。
クライアントと設定しなおして、家の"Access Point"に接続を設定。
もう一度、LANケーブルを抜いて、確認。今度は問題なく接続することができました。

Linuxらしく使う話は、また、今度。
私の買ったNAS BOXはこんなスペックです。

DMS-G600


CPU 170 MHz Freescale MPC8241 with MPC603e Motorola PowerPC core
RAM 32 MB ESMT M12L128168A
Flash ROM 4 MB
USB 2 port USB2.0 NEC D720101GJ
IDE controllerAcard ATP-865
LAN 10/100/1000Mb IC Plus IP1000A
WIFI 2.4GHz 54Mbps Ralink RT2560 miniPCI
Serial 9600 8N1
BootloaderU-Boot without netboot
Stock kernel Linux-2.4.21-pre4
Stock C libraryuClibc 0.9.26